ソロ・ベースのしらべ ベスト・セレクション

ベース１本で名曲を奏でる楽しみを提案した元祖でありベストセラーとなった"しらべ"シリーズの第一弾でもある
『ソロ・ベースのしらべ』。
過去に発売された3冊の『ソロ・ベースのしらべ』から、
ベストなアレンジの曲を選んで1冊にまとめました。
初級〜中級〜上級という難度順に弾いて練習曲として使うもよし
単に弾いてみたい曲からじっくりと取り組むもよし
古今東西の名曲演奏をベース1本で自由にお楽しみください。
リスニング用としてもお楽しみいただける模範演奏CD付です。

著者プロフィール
渡辺 直樹（わたなべ なおき）
1956年生まれ。15歳でプロ・ベーシストとしてデビューし、西城秀樹、キャンディーズなどのバック・バンドに参加。79年にはスペクトラムを結成し、この頃からステージでエレクトリック・ベースによる独奏＝ソロ・ベースを披露するようになる。その後、82年にAB'sを始動させるほか、本格的にセッション・ミュージシャンとしての活動も開始する。また、自ら生み出した“ソロ・ベース”のスタイルをさらに突き詰め、96年からはベース・マガジンにて連載“ソロ・ベースのしらべ”をスタート。97年にそれをまとめた『ソロ・ベースのしらべ～ベース1本で奏でるスタンダード集』を、03年には『ソロ・ベースのしらべ～癒しのポップス・バラード篇』をリリースした。なお、02年からはSolo Bass-Clubも主宰しており、ソロ・ベース普及に努めている。 ◎公式ホームページ→http://www.solobass-club.com/

編集担当より一言
「何か１曲弾いてみてよ」と言われた時、楽曲の基盤、低域を支える演奏が主体のベーシストは……困りがちではないでしょうか？　
「そういう場面でもこれを弾けばOK」というベース独奏スタイルを世に知らしめたのが、この『ソロ・べースのしらべ』です。
今回はベスト版として、初代『ソロ・ベースのしらべ』、そして『ソロ・ベースのしらべ　癒しのポップス・バラード篇』、『ソロ・ベースのしらべ珠玉のスタンダード曲集〈初級篇〉』という３冊から、著者の渡辺直樹さんが選んだ曲を１冊にまとめました。

基本的な演奏レベルの難易度としては、３冊目の「珠玉のスタンダード曲集〈初級篇〉」が初級向き、２冊目の「癒しのポップス・バラード篇」が中級向き、１冊目の『ソロ・ベースのしらべ』が上級向きとして作られたそうです（例外もあり）。
今回は、本の前半はやさしめ（初級）、後半に行くにつれ難しくなる（中級→上級）ように曲を並べてみました。元本３冊すべてに収録されている「大きな古時計」を今回は３バージョンとも収録しましたので、アレンジによる曲の表情変化／難度の違いもお楽しみください。
ベース独奏にチャレンジしてみたい方はもちろん、ライブでのベース・ソロのネタ、作曲などにも役立つ和音感やハーモニー感の向上、祝いの席などで家族・友人のために独奏するための楽譜、etc ……いろんな形でベースを演奏される方に役立つ１冊です。
（本書編集担当／杉坂 功太）